目覚めよ、わたし。



It means knowing what you are doing. Mindfulness means being awake. マインドフルネスとは、目覚めていることを意味します。それはあなたが『何をしているのか』を知ることを意味します。ジョン・カバット・ジン氏

 


わたしたちの人生は、

無意識の行動パターンに操られている部分が実は大半だったりします。


 
無意識の本能は「自分を守る」ことが最重要なため、
無意識の選択に任せてばかりいると、人生は“安全や守り”にかたよりがちです。
 

では、まったくリスクを取らずに成長や発展は可能でしょうか?


何かにチャレンジするとき、一度ではクリアできない課題に直面することもあります。
心が傷ついたり、人からどう見られるのだろうという恐怖感から守るための無意識が強く働くと、
 

「やってみたいけど行動しない」
「興味がないと自身に思い込ませ本音を隠す」
「無理だと決めて諦める」
 といった傾向につながります。


そのような無意識の影響に踊らされてばかりいると、
自分の人生なのに誰の人生を歩いているのだろう?と、なってしまいます。
 

Jon Kabat-Zinn氏の「目覚めて」「何をしているのかを知る」とは、

無意識のコントロールに気づくことから始まるのだ

と言っているのではないでしょうか。



いまここの自分に気づき、信じること。


「私」という存在の安全や立場を守るため働く無意識の本能は、

思考をネガティブなほうへ傾かせがちです。

過去の記憶や主観的な判断はいったん脇に置いて、

今ここの考えや感情に意識を向ける。

 
人は過去の記憶による無意識的なパターンに影響されて、

起きてもいない未来を憂えていることが多いからです。

過去の体験に基づく判断は一度外して、
いまここの瞬間だけに注意を向ける。

いまここは、まっさらな、未知の状態のはずです。

計画も結果もない。

にも関わらず、過去の出来事を上書きして、いまここを見てしまうのです。



何か新しいことに向き合う時、多くの人は自分に自信が持てないと言います。

自信には根拠が必要だと思い込んでいるから?



いまここの自分に気づき、信じること。


いま、わたしは何を見ているのか?
いま、わたしはどこへ向かっているのか?
いま、わたしは本当は何が欲しいのか?
“いま”です。


すると自身の過去に囚われ制限された
「こういうものだ」「こうでなければ」
といった思い込みや信念が日に日に軽くなります。


流す選択をする


自分で変えられないものは、心の中まで持込まないという思考習慣を、

ウォッシュアウト(洗い流す)思考と言います。



毎日の生活の中で「揺らぎ」や「とらわれ」の原因になり得る出来事は起こります。


出来事自体を変えることはできませんが、
それらを心の中まで持ち込まずに洗い流すという選択をすることで、
心の状態を守ることができます。


外部の出来事に反応している状態、意識が外に向いている時は

自身に集中することは難しいものです。



自分の心は自分で決めるという選択をして、
外部がどんな状況であっても、
意識をあなた自身の内側に向けましょう。


いまに気づくことを積み重ねることで、
自身の渇望に気づき、自由な発想に心を開き、
今まで無理だと思い込んでいた行動に着手できたり、

新しい方法が見つかるなど好機に気づき、

あなたらしく軽やかに、この人生を楽しめるはず。
わたしたちの安全を守るため頑張ってくれている無意識には感謝しつつ

(わたしは特に無鉄砲なので助けられることも多い笑)、

 

無意識のコントロールに、自分の人生の舵を預けたままにしていないか? 

と問うてみることも、人生を豊かにすることのひとつです。



過去も未来も、“いまここのわたし”が作るのです。


目覚めよ、わたし。


日々の音

大人のための絵のない絵本。 日常と非日常のはざまにあるふとした瞬間を音にする。 心を奏でていくと、世界はこんなにも美しくやさしい。 大人のあなたへ、ココロにまばたきをお届けします。

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