リトリートのススメ


先日、某研修会社の方たちと話す機会があって、
今月末から来月にかけて3週間弱のリトリートへ出る予定だと話したところ。


リトリートってなに?と聞かれた。


日本でもずいぶんと浸透してきているという認識だったのだけれども、

まだまだそうではないのだなあと思い、あらためてリトリートとはなんぞや?と。



リトリートとは?


ストレス社会に生きる現代人の新たなリフレッシュ法として、

数年前から注目されている「リトリート」。



「Retreat(リトリート)」を英和辞典で調べると、

主な意味に「退却」「後退」「退却の合図」「静養先」「隠れ家」「避難所」「潜伏場所」「黙想」などの言葉が出てきます。



仕事や日常生活に追われている現代社会や都会の暮らしはストレスフルです。
煩わしい人間関係や仕事のプレッシャー、分刻みのスケジュールなど、

心も身体も脳もフル稼働で毎日を過ごしているわたしたち現代人。



自宅や近所の公園などでのんびり過ごしても、
いつもと同じ環境や行動の範囲では、
なかなか“いつもの状態”から離れるのは難しいかもしれません。


リトリート(Retreat)とは、数日間住み慣れた土地を離れて、心や体を癒す過ごし方のこと。
「本来の自分に戻るための時間」ともいわれています。
観光が目的の旅行とは違い、日常を忘れてリフレッシュすることを目的としています。


リトリートの語源はリトリートメント(retreatment/避難所・隠れ家などの意)とも言われており、日本では『転地療法(療養)』とも言い換えられています。


インド仏教のもっとも古い瞑想法のひとつヴィパッサナー(Vipassana)も、リトリートと近い考え方。
ヴィパッサナーとは「物事をあるがままに見る」という意味で、

外界とのコミュニケーションを一切経ち、いま、この瞬間に意識を集中することで、

ありのままの自分に気づくというもの。



自分自身と向き合う時間は取れているでしょうか?
自分が何を考え、何に悩み、これからどうしたいのかを

落ち着いて考える時間を持てていますか?



リトリートのメリット


慌ただしい毎日を過ごし、常に何かしらに強制的につながり、

ストレスを抱えている現代人にとって、リトリートはメリットが多い。



これまでメンタルヘルス分野で推奨されていたのは、
「3つのR」の考え方でした。


1. Rest(レスト)…肉体の疲労をとり、休憩すること
2. Recreation(リクリエーション)…スポーツや遊びなどで気分転換すること
3. Relaxation(リラクゼーション)…心身の緊張を一時ゆるめること


ここにリトリートメントが加わり、「4つのR」として認知されています。


心身の健康を保つためには、日常から物理的に離れることが重要だ

という考えが浸透してきています。



おうちでのんびりした時間を過ごすことで充分?
自宅にいると明日の仕事のことをいやでも考えてしまったり、

のんびりしようとしたのに用事を作ってしまったり…

ということはありませんか?

 

リトリートで山奥や温泉、離島など、現実から遠い場所に行って時間を過ごすことで、

よりリラックスできるはずです。



心身の疲れを癒すことはもちろん、

気がつかないうちに溜め込んでしまったストレスから心を解放し、

自分自身とじっくり向き合う時間を作る。


これから自分はどうしたいのか?
何に悩んでいるのか?



いろいろ自分について整理してみると、これからの目標が定まったり、

心にゆとりが生まれたり、日常を前向きに過ごしていけるようになったり、

知らなかった自分に出会えるかもしれません。


リトリート先で何をすればいいのか?


特にルールはありません。
いつも通りスマホをしたり、仕事を持ち込むなど日常と同じことをすることは避けること。
くらいです。


例えば、
1.その場所でしかできないことや、自分が今までにトライしたことがないものに挑戦する
2.「何もしない」ことをする
3.自然の中でヨガや瞑想をする方もいますし、そういったリトリートプログラムを提供するサイトもあります


やってみたいと思いつつ、時間がないからと諦めていたことはありませんか?


「何もしない」なんて、もったいない。ですか?
やるべきことに追われる毎日からすると、
何もしない、とはなんと豊かなことでしょうか。


自然の豊かさを感じながら自分を見つめ直し、
ゆったりと流れる時間のなかで、
さまざまなことに思いを巡らせる。


日常の喧騒やストレスに埋もれていた五感を開き、
自然そのものを味わう。


「ちょっと休んでどこか遠くへ行ってしまいたい」
「自分の人生はどこへ向かっているのだろうか」
「わたしは本当はどうしたいのだろう」
そんな気持ちありませんか?


「私はストレスも特にないし毎日楽しいよ?」という方も、

もちろんいらっしゃることでしょう。

それはそれで大いに喜ばしいことです。


ですが、自分自身が知らないうちに蓄積しているストレスも、

当然ながらこの現代ではあるでしょう。



慌ただしい毎日を過ごす自分へのご褒美に、リトリートはぴったりのメソッドです。
いつも頑張っている自分をいたわってみてはいかがでしょうか。


どんな風にしたらいいの?ひとりじゃ不安!…そんな方へ



禅とマインドフルネスを同時に体験するリトリートを開催します。
禅宿坊で行う一泊二日の特別なリトリート。
禅体験とPoints of You®︎Hello Flow Workshopを体験いただき、

心と身体を整える時間をお届けします。




忙しい日常から旅をすることで得られる
「意識的なオフ」で心と身体をととのえる時間。


毎日仕事に追われ、やりたいことを後回しにしたり、

できない・やらないことを外側の都合にしたり…



そういった心の叫びや疲弊、自分らしくない時間から解放され、

マインドフルネスとウェルビーイングのために開発されたPoints of You®︎Flowと禅体験で、

「いまここ」をより深く観察し、自身の心の動きを感じ、自己の解放と探求に集中しましょう。


そして、リトリートから「帰った後」も大切です。
いつもの生活に戻ったときにも心のスペースを感ること。

Hello Flow Workshop終了後にはじまる、21日間のあなたのためのオンラインのセルフスペースで、あなた自身に優しく、何が起こっているかを観察することを続けます。



〜禅 plus Hello Flow Workshop〜
心と身体を整える2日間

2022/11/19(土)〜11/20(日) @宿坊 ZEN&BED 望月庵 

詳細・お申し込みはこちら


☘︎お茶、座禅、精進料理の夕朝食
☘︎Points of You®︎Hello Flow ワークショップ
☘︎フローマインドを作る21日間のデジタルプラクティス
☘︎Flowツール一式


【ここだけの特別な体験のためのFAQ】

1.どんな体験ができますか?
武田信玄の菩提寺、乾徳山恵林寺に隣接した望月庵は、禅体験を通して自分と向き合う体験型の宿坊です。今回のHello Flow Workshopは、一泊二日の宿泊の中で、禅とHello Flow、お茶と座禅のプログラムや、精進料理をご用意しています。

2.何を持っていけばいいですか?

暖かい服装と、夕方と夜用の重ね着をお持ちになることをお勧めします。パッキングする前に、天気予報を確認してください。ご自分のためにくつろげる特別なアイテムがあればお持ちください。参照


3.宿泊のお部屋は?
リトリートはルームシェアになります。それは素晴らしい体験の始まりに過ぎないかもしれませんし、
あなた自身の重要な強みにつながるかもしれません。
 
4. Wi-Fi 接続はありますか? 
滞在時には、作務着と雪駄をご着用、足し算の毎日から引き算の時間を体験してもらうべく、wifiをご用意しておりません。あなた自身、夢、情熱、感情、リソースという、最も価値のあるつながりを持ってください。


忙しい日常から離れ、自分自身へつながる時間。

がんばってるあなたへご褒美にいかがでしょうか。

お問い合わせもお気軽にどうぞ

日々の音

大人のための絵のない絵本。 日常と非日常のはざまにあるふとした瞬間を音にする。 心を奏でていくと、世界はこんなにも美しくやさしい。 大人のあなたへ、ココロにまばたきをお届けします。

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