ひとは何かを選択して生きている。


ちょうど一年前、
わたしは乳がんの手術を受けました。


宣告を受けたときのわたしの気持ちは、
以前こちらへ少し書きましたが。



宣告自体には、
「ああ、そうなんですね」と言う感じで、
父の方がショックを受けていたようなのですが…。


これまでの40数年、生きてきた時間に、
数多の選択をしてきたと思うのですが、
この時の選択は、とても難しいものでした。


乳房全摘出をするのか、部分摘出をし放射線治療を受けるのか。


自分自身の性別を、
それほど意識していなかったわたしには、

胸を失うことの選択に

これほど葛藤するとは思っていませんでした。



事情を知る友人から送られてきた情報、

病院からもらった資料や、

自分なりに調べたりしましたが、

本当にどちらが良いのか、
ちっともよくわからない。



自分のエゴで部分摘出を選ぶことで、
年老いていく母へ不安を残していいものだろうかと迷っているわたしに、

母はこんな言葉をくれました。



「あなたの判断に任せます。これから先どうなろうとも、いまのあなたの選択を支えるから」と。


選択ができないステージへ進行している方もいるでしょう。
わたしには、選択する環境があったことも幸いだったのだと思います。



この病がわたしにもたらしたもの



過去の出来事も、いまの自分も、これから先の道のりにも、「選択」は常にある。


術後経過1年の検査があり、今のところ転移もなく順調に回復しているのですが、
ホルモン剤治療を始めることを、
ずっと先延ばしにしてもらっています。


始めることで起こるデメリット、始めたことで得られるベネフィットに、

わたしはどうしても折り合いがつけられず…



担当医の先生は、わたしの言葉と気持ちを理解してくれ、
「すぐに始めた方がいいとは思います。が、飲み始めると10年は継続してもらいたい。

今は、転移の様子も見られないので、あなたの気持ちを優先しましょう」

と言ってくれました。



いまの選択が、
心配してくれている方たちにとって、

この先悲しませることが

もしかすると、あるのかもしれません。



それでも。


わたしはわたしが正しいとは思っていませんが、
わたしの選択と生き方へ誇りを持っています。


そして、それ以上に、
わたしの選択を尊重してくれている彼ら自身を
信頼しています。





わたしが愛してやまないPoints of You®の創始者のひとりである、

Efrat Shani(エフラット シャーニー)がこんな物語を書いています。


彼女は記事の転載をこんな言葉で快諾してくれました。

「It will be my pleasure ...Love and hugs...」

分かりやすい英文なので、ぜひ読んでみてください。



EVERYTHING IS O.K 


In October 2013, I was diagnosed with breast cancer. 


Our topic of the month at Points of You was "unexpected," and along those exact same lines, I found myself constantly hearing and saying that very imprecise phrase, everything's okay.


Is everything okay? Everything will be okay! Everything's fine, dear. Things will be fine. I'm okay!!! And during it all, things were as far from fine as could be. Even being asked if everything's okay was irritating.


However, after the first shock of the illness, I suddenly understood that "everything's okay" is a state of mind that allows me - and other people too, even if for only a second - to feel and believe that things really and truly are alright. 


This realization made it possible for me to put all those unexpected, nagging feelings and fears aside for a moment. It helped me to feel and believe that everything really is fine!


Thank heavens, everything's fine. As I write this, I am two weeks post surgery and in the process of healing, and it's good to know that everything's fine : I hope that everything's fine with you too.. 

Efrat Shani, 2014



彼女のこの物語があったことで、

書くつもりのなかったわたしもこの記事を書こうと思いました。



誰の役にも立たないかもしれません。



ですが、

この世界が豊かな選択があることへ進んでいくように願っています。


なにかを選択しなくてはならない時には、
「Today, I’m choosing love 」
そんな気持ちでいたいと思うのです。


そして、

あなたのすべての選択が「EVERYTHING IS OK 」なのだと、

すべてに愛があるのだと、

わたしはあなたに伝えたいのです。


photography from Points of You®





環境も事情も違いますから、わたしの体験が役に立つとは限りませんが、

選択肢の1つとして、わたしの忘備録として書いておきます。




参考にしたホームページ

国立がん研究センター


日本乳癌学会 

温存や再建、治療方法など分かりやすく書かれています。


nyugan.jp

医師や病気との向き合い方など詳しく書かれています。




ーやっておいてよかったことー

⚫︎定期的な検診

    毎年乳がん検診(マンモグラフィ)は受けていました。今回は超音波検査で発見されました。

どちらで発見できるのかは症状によると思うので、どちらの検査も必要なのだと思います。


⚫︎ガン保険と終身医療保険に入っていたこと

 治療費の退院後の通院など費用の心配をせず治療を選択できたことは本当によかったです。



⚫︎メモを残す
 何月何日に何を説明され、どんな検査をし、どんな治療をし、体調はどうなのか、などの記録を残す。
 自分が詳しくないことやはじめてのことをたくさん説明されるので、その瞬間は何も考えられません。
 後々見返したり、質問したりするためにもとても役立ちました。

 わたしはメモアプリに都度書き込んでいました。


⚫︎何かリラックスできるものを持つ
 入院の時はお気に入りのシャンプーやトリートメント、ボディクリームと肌触りの良いタオルを。

 毎日の放射線治療には、ネイルオイルを持って行きました。


 入院準備など病院から渡される説明書には書いてなく、必要なものだけ準備すると思いますが、気持ちが沈みがちになる時はやっぱりあります。

 

 実際には使えなかったのですが、そんな時、香りだけでもお気に入りのものが側にあったことは、よい気分転換になりました。

日々の音

大人のための絵のない絵本。 日常と非日常のはざまにあるふとした瞬間を音にする。 心を奏でていくと、世界はこんなにも美しくやさしい。 大人のあなたへ、ココロにまばたきをお届けします。

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