この素晴らしき世界


ここのところ続けてPOINTS OF YOU®︎のイベントを開催しているのですが。

なぜ、わたしはPOINTS OF YOU®︎をやっているのだろう?ふと、そんなことを思いまして…。

「私達は何者で、どこから来て、どこへ行くのか」


ヒトには物語がある。


情報化され、あっという間に物が手に入り、SNSなどの普及で“つながり”も簡単に手に入る。


そうした 一方で、ヒトがつながることの理由のほとんどは、データに置き換えられないものです。


いまは、この情報環境や産業構造の変化に惑わされず、「物語」をもう一回取り戻すことが必要な時代ではないのかと。


わたしたちは、いったい何に惹かれるのでしょう。

たとえば、コマーシャル。
膨大な量の中で、ふと、気になったり記憶に残っているものがあります。

たとえば、音楽。
たまたま入ったカフェでふいに流れてきたメロディに、強く心が揺さぶられることがあります。

たとえば、絵画展でも。
同じ作家の絵の中に、なぜか惹きつけて止まない、
その前から動けなくさせる作品に出会います。


それはまるで、予期せぬ恋に落ちたよう。
気がついたら、もう、
そこにいる。

「物語」=「ストーリー」を感じるものに

ヒトは惹かれるのではないでしょうか。
それも、誰かのストーリーではなく、自分自身のストーリーとリンクしているものに。


それは、もう、説明などできない。
いえ、説明など必要ないものかもしれません。


POINTS OF YOU®︎には、
ヒトに「物語」を語らせるチカラがある。
たとえば、異なる意見に遭遇したとき。

理解できないことに、人は、困惑や怒りや悲しみを抱くかもしれません。

「なぜ?」「どうして?」でいっぱいになる。

そんな時。
自分の物語を伝え、相手の物語を聞いたらどうなるでしょうか?

出会うまでまったく違うストーリーを生きてきた。
そして、これからも異なるストーリーを生きていく。

それは当然のことなのに、こと「意見」になると、
ぶつかり合う。


相手の主張に「なぜ?」を突きつけず、相手の主張に至るまでのストーリーを聞けば、
そこに「なぜ?」の答え以上に、相手の主張を理解できる言葉があるのではないでしょうか。


誰かに「物語」を語るには、
心を開かなくてはなりません。
そして、自分のことを話すという、
普段とは異なることをしなくてはなりません。


そんな時。


POINTS OF YOU®︎のワークショップに参加された方の声を聞いてみてください。

「私達は何者で、どこから来て、どこへ行くのか」

ヒトの「物語」を聞いたとき。

その場には、
たしかにつながる瞬間があるのです。


それは、その人自身の「美しさ」の持つチカラだと思います。


「物語」をもう一回取り戻すことが必要な時代に、
自分の物語を語るチカラ。


そのチカラを引き出すものがPOINTS OF YOU®︎には、あると思っています。
それは、POINTS OF YOU®︎にストーリーがあるからだと。
ぜひ、そのストーリーを読んでみてください。




先日の、POINTS OF YOU®︎創始者のひとり、
ヤーロン・ゴーラン氏のワークショップで。
ヤーロンとわたしたちスタッフは、
「この素晴らしき世界」
この歌を唄いました。

この世界中の誰もにある物語の歌を。


I see trees of green, red roses too.
I see them bloom,for me and you.
And I think to myself,
what a wonderful world.
私には緑の木々が見える、真っ赤なバラの花々も
私と君のために咲いているんだ。
そしてひとり思うんだ、
なんて素晴らしい世界だと。


I see skies of blue, And clouds of white.
The bright blessed day,
The dark sacred night.
And I think to myself,
What a wonderful world.
私には青い空が見える、真っ白な雲も。
輝き祝福された日、暗い神聖な夜。
そしてひとり思うんだ、
なんて素晴らしい世界だと。


The colors of the rainbow, So pretty in the sky.
Are also on the faces,
Of people going by,
I see friends shaking hands.
Saying, “How do you do?”
They’re really saying,
“I love you”.
虹の色彩、空にあって何と愛おしく。
行き交う人々のその顔にもあって
私には友人たちが握手しているのが見える。
「ごきげんいかが?」って言ってるよ。
彼らは本当は言ってるんだ、
「愛しています」って。


I hear babies cry, I watch them grow,They’ll learn much more,Than I’ll ever know.
私は赤ちゃんたちの泣き声が聞こえる、彼らの成長を見守ろう。彼らはより多くを学ぶだろう、私が知るだろうことよりも。


And I think to myself,
What a wonderful world.
Yes, I think to myself,
What a wonderful world.
そしてひとり思うんだ、
なんて素晴らしい世界だと。
そうさ、ひとり思うんだ、
なんて素晴らしい世界だと。


ルイ・アームストロング「この素晴らしき世界」
G・ダグラス/ジョージ・デヴィッド・ワイス 詞作曲

わたしはこの「物語」を聞きたくて、
誰もが持っている「この素晴らしき世界」を届けたくて、
POINTS OF YOU®︎のワークショップをやっているのでしょう。


日々の音

大人のための絵のない絵本。 日常と非日常のはざまにあるふとした瞬間を音にする。 心を奏でていくと、世界はこんなにも美しくやさしい。 大人のあなたへ、ココロにまばたきをお届けします。

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