たゆたえども沈まずFluctuat nec mergiturたゆたえども沈まず昨年は、私の人生の中で最も困難な年の一つでした。全てのものが絶妙なバランスで存在しているのだと思い知る日々。生と死。痛みと喜び。塩と砂糖。私とあなた。ずいぶんとひどく傷ついていることにも気がつかず、ようやくバランスを取り戻すのに必死になった頃にはすっかり秋の気配がしていて、それでもよく生きた年だった。2024年も、もう春だ。毎年作っているビジョンボードは、何だかこれまでとは様子が違う。どうやらわたしは脆さは正しい選択だと学んだらしい。柔らかいままでいることがとても難しい世界では、冷たくなるのはとても簡単だから。11Mar2024つれづれ日々の音