金継ぎとレジリエンスご存知の方も多くいるかと思うけど、金継ぎというのは、日本の伝統的な陶磁器の修理法。割れたり欠けたりした陶磁器を漆で接着して、継ぎ目に金や白金などの粉を蒔(ま)いて飾る。20代の頃から使っていたお気に入りの猪飼護さんの器を何年か前に欠いてしまって。欠いてしまった時は、「金継ぎ」を知ってはいたものの、なぜか自分の器とは結びつかずにそのままに。ある時に参加した「KINTSUGI」のワークショップ。こちらは、器への金継ぎではなく自分自身の人生に施す哲学的な方。これをきっかけに、“自分の壊れている、難しい、辛い部分を、光や金や美しさを照らす部分として見る”ことは、誰でも選択できる”ことを深く考えることに。ようやく自分自身の気持ちのKINTSU...02May2024つなげる日々の音