ワークショップをする時やコーチングセッションをする時に、念頭にある言葉がある。
「Juicy」
juicyを辞書で引くと
《水分の多い,汁の多い,とてもおもしろい,真に迫る,きわどい,もうけの多い,うまみのある》
とある。
2016年の初夏、
Points of You®を作ったヤーロンの名古屋でのワークショップの時に、ヤーロンは何度も「juicy」と「fun」を繰り返し伝えてくれた。言葉でも空気でも。
そうなのだ。
2016年のあの日あの場所でヤーロンが語った、
「どんな思いでPoints of You®を作って広げてきたのか、突如イスラエルのビーチが目の前に現れたかのような興奮。融資を渋る銀行の人の顔。初めて形になって本屋に並んだ時の気持ち。」
ヤーロンは何回も何百回も繰り返し、この話をしているのだろう。
それでも尚、2年経ったいまでも、それが今のわたしの目の前に、鮮やかに、唐突に、立ち昇る。
そこに込められた想いの引力は、
わたしたちを惹きつける。
そう、「Juicy」は時空を超えるのだ。
話した時間がどれだけ過ぎ去っても、今この瞬間また流れだす。
ワークショップやセッションは、その日その場に集う人によって、味も変われば形も変わる。
感じることも見えた景色も違うだろう。
そして、忘れることもあるだろう。
人は忘却の生き物だ。
それでもやはり、「Juicy」なものは、これから先、わたしの前に何度も現れる。
目の前で絞られる果実のように。
いっときでも時間を共有した人に、
これから先の道のりで、喉が乾いたときに鞄から取り出す水筒のように。
心が錆びついた時に、突然降り出す雨のように。
時空を越えて潤う時間を届けたいと切に願う。
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