はじまりの地
Points of You®のOur storyの中に、
With the financing in place we set up the official starting date to be June 1, 2006.
On the first we met on a beautiful beach in Tel Aviv (for inspiration) and each one of us came with a bag full of books and games as references.
という一文があります。
3年前に名古屋でヤーロンに会った時にも同じ話を聞いていて、テルアビブに行くなら、必ずこのビーチに行こうと思っていました。
海のそばで育ったわたしは、
潮風の香りを嗅ぐだけで、懐かしさと衝動と愛しさと安心と、色んな感情を手にするのですが。
あたたかい日とはいえ、この日は1月1日。
さすがに泳ぐ人はいませんが、
この美しいビーチではじまった物語は、
わたしの中にコトリと音を立てて置かれました。
海は誰もがイメージできるでしょう。
行かずとも、このはじまりの物語を想像することも話すこともできるでしょう。
ワークショップや講座でも、必ずしもお伝えしている話でもありません。
ただ、単に、どうしても行きたかったのです。
わたしの中の記憶に、
この街の生きた風景を置きたかったのです。
今回とても運の良いことに、普段は世界中を飛び回っている、Points of You®創始者でありCEOであるヤーロンが、もしTel Avivに来るなら案内してあげるよ、と。
(この幸運は、わたしに関わってくれている方たちからいただいたものだと思っています、Thanks !!!)
ヤーロンはわたしの前に颯爽とバイクで現れ、
「生きたテルアビブが見たい」というわたしに
色んなテルアビブを見せてくれました。
冒頭のビーチから、蚤の市、テルアビブの台所であるマーケット、
アーティストが集まっているアトリエやブティックなどの並ぶネヴェ・ツェデェク、
テルアビブのはじまりの地ジャファ、
ヤーロンの自宅のある住宅街、そこにほど近い普段から買い物しているだろう商店街。
バイクなので、地図も見られなければ写真もほぼ撮っていませんが、
朝の通勤の渋滞を颯爽と走り抜けるバイクの背に乗って感じた石畳の振動、
ジャファの丘から見たテルアビブの海岸線、
生きたテルアビブの喧騒と静寂。
「シンカンセーン」と言いながら高速を猛スピードで走り抜ける、ヤーロンの声と笑顔。
わたしは生涯この特別な体験を忘れないでしょう。
これから先、海の匂いを感じたら、
きっとここへ心は舞い戻るのでしょう。
ヤーロンはわたしに
「It’s fun and very unique experience!」
をあげるよ、と言いました。
このPoints of You®のはじまりの地は、
わたしのあらたなはじまりの地にもなりました。
これから先、わたしもこのはじまりの空気を乗せて
「It’s fun and very unique experience!」
を届けていこう。
そんな風に思っています。
わたしの旅はこれからも続きます。
あなたの心の旅を聞くために。
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