骨までおいしく朽ちていきたいうちの家は少し変わってたのだと、大人になって思う。子どものころ、父から「サザエさん」や「ドリフターズ」など“国民的テレビ番組”を見ることを禁じられていた。ゲームもなければ、流行りの遊びもしらない。その代わり、「トムとジェリー」を見ることを“推奨”されていて。兄弟喧嘩をするときは、本気で『仲良くケンカしな』なのである。(3つ下の妹と口喧嘩をしていると、もっと本気で喧嘩しなさい。と言われたものである)よくもまあ、学校で仲間外れにされなかったものだと、会話の合わないわたしを無視しなかった田舎の小学生たちに感謝する。20Apr2021つれづれ日々の音
世界観とはなんぞや人に見せるためのものではなく、自分の生活に愛情を注ぐこと、誰のためでもなく、自分のために、自分の生活を大切にしたいものです。(あこがれの美意識/中原淳一)はて、個の時代。『個の時代』とはすなわち、人の持つ世界観や表現しているものがより顕著になっていくのだと思うのだけれど。はて、世界観とはなんぞや?世界観を辞書で引いてみると。 「世界観」1 世界およびその中で生きている人間に対して、人間のありかたという点からみた統一的な解釈、意義づけ。知的なものにとどまらず、情意的な評価が加わり、人生観よりも含むものが大きい。楽天観・厭世 (えんせい) 観・運命論・宗教的世界観・道徳的世界観などの立場がある。2 俗に、文学・音楽などで、その作品がもつ...17Apr2021つれづれ日々の音