鐘…と聞いて、どんな音を思い浮かべますか?
季節的には、
ジングルベルのシャンシャンシャンという音?
それとも除夜の鐘でしょうか。
さて、鐘ですが。
わたしには、扉を叩く音が聴こえてきます。
先日、POINTS OF YOU®︎のトレーナー仲間に、
わたしにとっての
「Trust the Process」プロセスを信頼する
とは、なにか?と聞かれまして。
感覚ばかりで答えたような気がするので…
この際、言葉にしておこうと。
わたしにとっての「Trust the Process」プロセスを信頼するとは
ワークショップや講座、クライアントとのセッションはもとより、人としての生き方なのではないかと思っています。
Points of You®には、大切な3つことのひとつとして、
SENSE OF BELONGING つながりの感覚
があって。
* OPEN HEART(心を開く)
* BREAK PATTERNS(パターンを壊す)
* SENSE OF BELONGING(つながりの感覚)
カードを通して話すことで心を開き、
いつもとは異なる視点を手に入れることで行動にも変化が生まれ、
いつの間にやら、自分やそこに集う人のみならず、この世にあなたが描くものすべてと繋がりはじめる。
とわたしはワークショップでは話していますが。
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さて、SENSE OF BELONGING。
この「つながり」とは、
わたしにとっては「人」に限りません。
人が何か新しい扉を叩き、自らの足でその向こうへ踏み出した時、
その人にとって新しい「Trust the Process」がはじまります。
コーチングセッションでも、
クライアントで
何をしたいのか分からない、自分の気持ちが分からない、
という方がいます。
自分の気持ちや感情をどう表現していいのか「分からない」のか、何にも浮かんでこないのか。
自分で分かりたいと思うのか、思わないのか。
そこも含めて、その人には何かしらの時間が訪れる。
それでいいのだとわたしは考えています。
どんな理由で講座やセッションを受けたのか、
理由もまったくなしには、受けない。
「受けることを選択した」こと。
先日、Points of You®のワークショップを高校生30人に届けた時も、
全員が全員、はじめはしっくり来た様子ではなかったのですが、それは、当然のことで。
「しっくりくる」ことが正解ではないからです。
(それが正解の方もいるとは思います)
そのしっくりこないことへ
彼らもわたしも、向き合う。
その場も、彼らも、自分自身も、信じる。
そうして、任せていると。
むしろ、スラスラやってなかった子に、
大きな変化があったりして。
ああ、面白いな、と。
ああ、人のつながる感覚はすごいな、と。
わたしにとっての、Trust the process は、
Everything is Possible という
目に見えない可能性なのかもしれません。
扉を開けて、踏み出したその先に。
そこには、誰かに与えられた分かりやすい正解など
存在していないのだと思います。
一歩一歩進んだり、立ち止まったり、振り返ったり、迷ったり、
突き進んだり、誰かの力を借りたり、
これまでを見つめ直したり、逆らったり、任せたり。
繰り返し、歩いていると。
ふと。
説明のつかない、もしかすると説明する必要のない感覚に出会うことがあります。
自身の中に眠る何かを揺さぶり目覚めさせるもの。
誰かに出会ったとき、ある出来事と対峙したとき、
目には映らず、姿形を持たず、
それでも、心のなかの蝋燭に火を灯すもの。
いつもの道に咲く小さな花かもしれません。
ふと耳に届いた誰かの歌声かもしれません。
ある時の自身の後悔かもしれません。
テレビから流れてくるニュースかもしれません。
誰かの愛かもしれません。
もたらされる喜びも葛藤も絶望ですらも、
わたしたちを、
見えていなかった新たな世界へとつなぐもの。
それが扉を叩き、その向こうへ歩き出した、
あなたの『Trust the process』の先に
あるものだと思うのです。
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