わたしの方法?を一度書いておこうと思います。
※企業や個人のご依頼の場合はまったく異なります
どうやってワークショップを作っているのか?
ですが。
はじめに、ワークショップを考えてみよう!
などと、真面目に机に向かうことは、まず無い…です。
わたしの場合、ワークショップを考えるとき、
ここでやりたい!という場所が先にある時もあるけれど、
大抵は、突然「ピンポーン!」と玄関のインターフォンを鳴らしたみたく、テーマになる言葉がやってくる。
それは、日常の中の、ぽっかり空いた空間に
落ちてくる。
たとえば、珈琲を飲んでいて、「珈琲を飲んでいる」ことを忘れるとき。
たとえば、家に帰るために駅で電車を待っている間に、「家に帰る」ことを忘れるとき。
ようは、ぼーーーーーっとして、空っぽなとき。
そんな時に、なんだか気になる言葉が、
浮かんでくるのだけれども。
それを書き留めることはせず…
次から次へ、浮かびはどこかへ行ってしまう尻尾のような言葉を、しばし放っておく。
そうすると、
瞬く間に再度「ピンポーン」と玄関を訪ねてくるものもあれば、
何ヶ月かあとに、控えめな様子で「こんばんは…」などど、夜中にこっそり遊びに来たりする。
その言葉たちが、勝手に手を取り合うのを眺めている。
…
……。
いやはや、明確な再現性のある答えを探していた方には、申し訳ないのだけれど。
仕方ない。
これがわたしのワークショップを作るときに
大切にしていることだから。
さて。テーマを決めたあと。
ここからは、机に向かったりする。
......................................................
⚫︎このテーマは、いつならしっくりくる?
⚫︎このテーマは、それを耳にした人が、
「どんなものか分からないけれど、その人のイメージだけは膨らむ」ようになっている?
⚫︎このテーマは、わざわざ足を運んでくれる人の、唯一の時間になる???
⚫︎参加してくれる方に届けられるものがある???
などを考えながら、
⚫︎イメージ写真を方々から集めて、浮かんでくる言葉をつらつらと書き出してみる。(これをあとで告知に使う)
⚫︎その時のテーマと共鳴してくれるような、日常から少し距離を取れるような、場所を探す。
⚫︎思いつくワークをいくつか書き出してみる。
それらの材料を自分のなかで、ぐるぐる混ぜて、パズルのピースが埋まったら、世にリリースする。
そうしたら、
タイムスケジュールを決め、カードレイアウトに使うものを用意して、ワークシートがあった方がいいなという場合は作って…
そんな感じで、
わたしのワークショップはできている。
なぜ同じ内容やワークでワークショップをやらないのか?と聞かれても。
わたしにとってのワークショップは、
「ナマモノ」なので、一度終わったテーマやワークは、終わった瞬間から、わたしの中でいったん冷凍庫に入ってしまう。
冷凍庫なので解凍して、別のカタチにして調理することもある。
それはそれで、ナマモノとは違うものが出来上がる。
それもまた、いとおかし。
My Recipe:freedom
「自由自在」で在ればよいのだと思っています。
ワークショップの作り方以前に、何のために何を伝えたいのか。それでいいのだと思っています。
My Spice : 余白と余韻
日常の風景の中、ワークショップまで向かう時間、
日常から離れたワークショップの時間、
そして、ワークショップからまた日常へ戻っていく時間。
それぞれの“はざま”にspiceを味わっていただきたいなと思っています。
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