破壊の先に残る真実なりたいわたしありたいわたしとはよく聞きますが… 『いつかなる自分』と言うよりは一旦、本来持っている自分に返るのかもしれません。 自分の中にあるもの自分が本当に大切にしたい自分過去から『与えられた』『選択した』自分を解放し誰かの『理想』世間の『憧れ』の自分を破壊して、『ただいまあるわたし』に向き合えた時、人は何かを手にしているのかもしれません。 選択の真ん中に「自分」を据える。評価を恐れず、それをただただ繰り返していくと、その「自分以外のもの」すらも、自分なんだと気づく。 そうして、『理想』や『憧れ』などの選択したものは、本来の自分を創造する。自分を満たすと、自分の内側からどうしようもないエネルギーが立ち上がり、自己表現しながらも外...27Apr2018つなげる日々の音
神さまの足音旅が好き旅そのものも好きなのだけど「旅」が纏う空気がすき。どこに行こうかと旅行特集の雑誌をあれこれ眺めたり、ここのこれが観たいとか、気になっていたホテルに泊まりたいとか、あのお店のあれを食べようとか。ひとり旅にしようか、それともあの人を誘おうか、現地の友人に会いに行こうかとか。そして特に惹かれるのが、空港や駅や港などの、旅人の行き交う場所のあの妙に感傷を帯びた親密な空気。26Apr2018日々の音
クロワッサンとわたし昨日、雨が降り出す前にお気に入りのパン屋さんへお散歩好きなパン屋さんはいくつかあるけれどどのパン屋さんでも必ずクロワッサンを買う。外がパリパリとしていて中はふんわりあまり目の詰まっていないタイプの軽めのクロワッサンがすきそんなクロワッサンに出会うとくふふふふ、とほおがゆるむ。クロワッサンを食べるとぱらぱら じゃくじゃくと こぼれて必ずパンくずだらけになる24Apr2018日々の音
真っ赤なレインコート雨が降り出したやわらかな優しい春の雨雨が降るといつも思い出す実家で飼っていた真っ黒なラブラドールわたしが家を出るときに、両親へ贈った仔犬あっという間に大きくなって小さな母が散歩するとどちらが連れているのか分からないくらいだった。今年のもう桜の頃、彼はお空へ飛んでいってしまった。彼の使っていたものにタータンチェックの枕と真っ赤なレインコートがあるそれは真っ黒な彼にとてもよく似合っていてそのことを知っているかのように雨の日の散歩が好きだった年老いて艶が無くなってからもグレー混じりになった彼になんだかしっくり馴染んでいて雨のさわさわというしっとりとした音とレインコートの擦れるカサカサという乾いた音と彼に引き摺られるように歩く母の背中とさわ...24Apr2018日々の音