悠久を越えていく侘び寂びという宇宙一度は聞いたことがあるであろう「侘び寂び」それを端的に説明することは可能なのでしょうか。 レナード・コーエン著「わびさびを読み解く」には、「わびさびは、不完全で、はかなく未完成のものが織りなす美」「宇宙は消滅する一方で生成もする。新しいものは無から生じる」「無は可能性に満ち溢れている」・万物は、無常である・万物は、不完全である・万物は、未完成であるわびさびものは、時の流れを映し出す。 と、あります。侘び寂びものは、退色、錆、変色、ひび割れなどが時間の流れを記録し、引っ掻き傷や、へこみなどが使った人の履歴を語っている。さらにコーエンは、侘び寂びを説明するのに、モダニズムと比較しています。 モダニズム わび...23Sep2018つれづれつなげる日々の音
直感の証明 ー美意識とセンスについての考察ーなぜだか、時折「センスはどう磨けばいいのか」と言う質問を受ける。これに答えるのは、いつもとても難しい。美意識美に関する意識。美しさを受容したり創造したりするときの心の働き。センス1 物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。また、それが具体的に表現されたもの。「文学的なセンスがある」「センスのよくない服装」「バッティングセンス」2 判断力。思慮。良識。「社会人としてのセンスを問われる」ーデジタル大辞泉ー「美しい」や「センス」なんて、人それぞれだからだ。と、思うから。ただ、唯一、言えることはわたしはわたしにとっての「美しい」についてすこしこだわりがある。19Sep2018つれづれ日々の音
世界を見つめる解像度【解像度】かいぞうどどのくらい細かい部分まで記録・再生できるかの能力を示す値。音声でも、映像でも、信号の質を測る極めて重要な尺度。記録できる周波数のレンジ(幅)が広ければ広いほど、解像度が高くなる。14Sep2018つなげる日々の音
父と冷蔵庫忘れられないうしろ姿がある。もう、20年くらい前、家を出ようと決めた。反対されることは分かっていたので、勝手に部屋を決めて報告した。案の定、父は大反対をして、引っ越す前の週まで、あーだこーだ、言っていたのだが。何をどう吹っ切ったのか、「引越しは、父さんがやるから」と。家から持ち出すものは、そんなに無くて、なんとかなるだろうと思っていたのだが、友人からもらった小さな洗濯機があった。引越し先の古い二階建てのアパートは、無論エレベーターなど無く、父は背中に洗濯機を背負って、階段を上がり、キッキンとお風呂場の間に置いてくれた。誰の手も借りず、ひとりで。父と母が帰り、片付いていない部屋のタイル貼りのキッチンにひとり立って、珈琲を淹れようと、鍋...06Sep2018つれづれ日々の音
迷いを越えていく迷いを越えていくジャッジメント審判を下す。判断、判定する。判断1 物事の真偽・善悪などを見極め、それについて自分の考えを定めること。2 吉凶を見分けること。占い。「姓名判断」3 《judgment/〈ドイツ〉Urteil》論理学で、ある対象について何事かを断定する思考作用。また、その言語表現。人は、絶えず、選択をし判断を下している。物事を進めるために。ある一定のルーティンの中で。それは、スムーズであり、ある種の平和であり、効率的だ。自分で選択したものもあれば、与えられた解釈も存在する。いや、それも自分が選択したものだ。例えば、世に溢れている占いやタイプ分けなども、安定材料のひとつかもしれない。無論、そのような解釈や判断に助けられるこ...03Sep2018たわむれつれづれ日々の音